ハコフグのパズル

旅と釣りと写真が好き。

テッポウウオのルアーを作った

テッポウウオと聞いて読書の皆様は何を考えるだろうか。

 

 

大半の人は黄色くて口から水鉄砲のように水を吐き出し昆虫を捕まえるあの有名な魚を想像されると思うが今回はそうじゃない。

 

 

 

 

ポケモンテッポウウオだ。

 

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これがテッポウウオ

知らない人に説明すると初代ポケモンの次に出た金銀バージョンから登場したポケモンで魚っぽいのに高さ60cm(おそらく背びれから尾びれまでの高さ)で体重12キロというとんでもない密度を誇るポケモン。こんなんが釣れたら竿が折れるぞ…。レベルが上がるとタコのポケモン「オクタン」に進化するがそこまで強くない(個人的感想)ちゃんと口から水を吐くらしい。

今回はこいつのルアーを作ろうって話。

 

経緯としては仕事が暇すぎて楽しそうなことを考えていたらルアーに最適なポケモンはなんだという発想に至り結局こいつが形的にルアーに最適なんじゃないかという結論に至った。まぁウルトラマンのルアーもあるしなんとかなるだろ。図工は苦手なのでとりあえずフィギュアかなんかを買ってきてそれを上手く改造しようと思うわけですがまぁそんな簡単にルアーサイズのテッポウウオなんてあるはずが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あった。

 

 

 

 

 

台湾に。

 

台北駅の地下街の怪しい日本のグッズ屋にはポケモンやらなんやらのグッズ(オフィシャルとは言ってない)が並んでるがその中におそらく以前に出たチョコエッグの中身を籠の中に入れて1匹40元(120円くらい)で売ってる店が数件あったのだ。

その籠の中をあさると

 

がさごそ

 

 

いた!

 

店の中は撮影禁止なので写真は無いけどもそこにテッポウウオはいた。

 

早速日本に持ち帰り家で改造。

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 完成。実験は成功じゃ!うんルアーらしくなった、うん(まだ釣れるとは言ってない)

ちょっとトップウォーターっぽいね。

軽くて沈まなさそうだったから透明な下敷きを切って切り込みを入れてリップ代わりに着けた。瞬間接着剤で着けたから強度が怪しいのは気にしない。

腹びれ?が変な形なのはそこに展示用の台座があった為に切断したからである。

材料費は200円くらい。多分。

 

作った事だし早速地元の川に出撃してみる。

 

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 テッポウウオが川に投げられるおそらく世界初の歴史的な瞬間である。

行ってこい!テッポウウオ

シュウウウウウウウウーーーーーーーーーーーーーーッという音とともにキャストされたテッポウウオ、果たしてちゃんと泳いでるように動くのか…?!

 

 

 

ん?

 

 

水色のサカサナマズかな?

 

 

着水して何もしてないときは死んだ魚のように水面でプカプカと横になり引いてみると何故か逆さになってほんとサカサナマズが泳いでるように動く。

おそらく沢山あるヒレがバランスを崩しているんじゃないかなと思う。

これはこれでなんか愛嬌が湧くけども俺が魚だったら絶対に食べやしない。

魚の世界にスマホがあれば写真を撮ってインスタに上げるくらいだ。

 

足元で泳いでたなんでも食いそうな都市圏のコイもこれには興味を示してくれなかった。おふに針を着けたほうがすぐ釣れる。

 

こりゃアカンでしょ…と思っていたら釣り場の対岸にある小学校が休み時間だったらしく子供から頑張れのエールをもらう。頑張るよ…!おじさん頑張るよ…!考えてみると平日の昼間から竿先にポケモンをつけて釣りをしてる人は何者なんだって目で見られても仕方ないが暖かい声援を受けてやる気を取り戻す。

ちなみにルアーを見せてもテッポウウオとは気づかれなかった、小さいしね。

 

結局1時間ほど粘ったが当たりが無かったので引き上げようかなと考えていた刹那

 

あっ…

 

ああっ…

 

ンンーーーッッッ!!!

 

 

 

根掛かりました。

 

どうあがいても抜けない。悪戦苦闘していると。

 

 

プチン

 

 

あっ

 

 

 

 

テッポウウオは川へと帰って行った。やっぱり自然で暮らすのが一番なんだろう。進化してオクタンになって帰ってこいよ!!!

 

 

 

今回はこのような結果となったがおそらく秋葉原とか中野に同じようなフィギュアが売っている気がするので今回の反省を踏まえて第2弾を気が向いたら作ってみようと思う。