台湾のウユニ塩湖こと高美湿地ではインスタ映えを狙うより生物観察したほうが楽しい。
先日台湾に行ったとき台湾のウユニ塩湖こと高美湿地へ行く機会があった。その時の話。
高美湿地と言えば最近SNS等でウユニ塩湖のような写真が撮れる!インスタ映え!と話題になり最近有名になりつつある台湾の観光地の一つだ。
ならウユニ塩湖行けよ
湿地と言っても広大な干潟で行くにあたり干潮時刻を調べると午前8時半頃だったので宿がある台北を朝6時半に出る列車に乗り最寄駅の清水駅へ。
日本でいう急行辺りになる自強号で一路清水へ。
途中で国によってはモザイク処理が必要そうな列車とすれ違う。台湾ではエロ本の乳首にモザイクを入れないといけないみたいだが今回の軍用列車は無修正でOKらしい。エロいね。
ちなみに軍用列車を堂々と撮れるのは日本(実は年1で走る)と台湾だけで他の国では見つかると屈強なお兄さんに(お察しください)されます。まぁ台湾もグレーなんだけども。
清水駅に到着後は駅前にいたシータクで湿地へ。歩いて行ける距離ではない。タクシーで30分しないかなくらいで相場が280〜300元くらい。
そんで到着
すごーい ひろーい
正直木更津の干潟くらいでウユニ!ウユニ!って騒いでるもんだと思ってたけどそんなことなかった。めちゃくちゃ広いなんだこれ。
有明海とか行ったこと無いのでかなり新鮮な光景だった。
タクシーの運ちゃんに対岸に渡る橋を渡ってもOKだしこのまま歩いて行ってもいいよ的な事を言われたけど、何言ってるかわからなかったからとりあえず謝謝と行っておいた。困ったら謝謝と言っておけばあとは時間と空気が事を解決してくれる。謝謝は便利。でも語学力は上げたい。
干潟を防波堤から覗くとなんか白いブツブツがは一面にいてうごめいている。なんだこれ…
シオマネキとコメツキガニだった。ほんとものすごい数がいて干潟全体を埋め尽くしてるレベル。干潟蟹マニアは是非行って頂きたい。
高美湿地は環境保護としてごく一部許可された区域以外は立ち入り禁止となっておりそのおかげで生物が生き生きと暮らしている。
貴重な渡り鳥も飛来するみたいだが鳥さんは守備範囲外なのでよくわからなかった。
このままユーラシア大陸まで歩いて行けるんじゃないかってくらい干潟が広がってる。奥まで歩いて突撃したいが立ち入り禁止。
突撃したい人は遊歩道へどうぞってことで尾瀬のような遊歩道が整備されている。これで干潟の真ん中くらいまで散策できる。
遊歩道から蟹だらけの干潟を覗くと
おや、なにかがぴょんぴょんしてますぞ
あっ
貴方はもしや…!
ムツゴロウさん!!!
多分自然界にいるのは見れないんだろうなと思っていたけどまさか台湾で遭遇するとは。
最初はトビハゼかと思ってたけどよく見たらムツゴロウさんでした。
捕まえて食べてみたかったけどここでは生物の採取をすると罰金1万元(3万円くらい)を取られる。
3万でムツゴロウさん1匹はコスパが悪すぎる。風俗嬢かよ。
まぁ行く2週間前に品川水族館で500円で食べたからいいんだけどさ。来年辺りに有明海にでも行こうかな。
遊歩道の終点に行くと杭で区切られたエリアがありこの中は自由に入ることができる
事を後で知りました。
遊歩道から干潟に降りるところに広めな水たまりがあって入りづらくかつ後ろから大挙として押し寄せた現地バスツアー客が誰一人降りず「これは入ったらヤバいんじゃね…」みたいな雰囲気だったので降りるのを諦めたが今思うと降りておけば良かったと後悔してるので機会があればまた行きます。もっと生物観察したいしね。
ちなみにここは帰るのが少し面倒。夕方の時間帯にはタクシーがいるらしいが日中昼間はタクシーはおらず清水駅行きの路線バスしか無い。しかも路線バスも1日5~6本の路線なので帰りの時間を確認しておかないと大変なことになる。実際バスの時間を見間違えて帰れなくなりそうになったのでそこだけはホントに注意して欲しい。
あー有明海行きたくなってきた。